今日
早朝に コチャは 虹の橋を渡りました。
3時10分前 だったそうです。
10時20分頃に電話をかけて来た父は
「(お前の)妹が 泣いてるんだよ」と言いながら 自分も泣いていて
そのまま電話を切りました。
妹は 母がボケ始めて以来、一人で彼らの面倒を見て来た。
母を病院に連れて行くのも薬を取りに行くのも
タマちゃんやサリーちゃん、トドみたいなコチャを病院に連れて行くのも
タマちゃんサリーちゃんコチャに薬を飲ませるのも点滴するのも
仕事の合間、少しの時間の中で
全部全部一人でやってきた。
もちろん 同じだよね
動物を愛する気持ちは 誰も同じ。
そういうこと 苦労とか 思わない。
ただただ元気で できるだけ元気で長生きして欲しいから
自分の身体も顧みる事なく行動してしまうんだよね。
妹は とても細やかな精神の持ち主だから
時には「私のようにズボラなとこがあればいいのにな」と思った。
それくらい 細やかに猫達を世話し 愛し続けた。
だから・・・今は 泣くしかない
それしか ない
コチャ
昨日 ほんの半日居ただけの私の目にも
あの 痙攣や 小さな荒い息づかいは 辛く苦しいものだった。
それを見続けて来た 見守るしかなかった両親と妹の心中は
察するにあまりある。
けど
仕方ない
命は いつかは尽きるもの
そして
あんなに穏やかで優しかったコチャが
あのような苦しみを味わい続ける不条理を感じながらも
これで やっと 楽になったのだ
やっとやっと 苦しみから解放されたのだ
そんなふうに 思うしかない。
喉の奥から突き上げるものを抑えながら
「コチャ、頑張ったねえ 本当に頑張ったねえ」と 思う
そして
早くに逝った キミの父親のマメには会っただろうか?
マメと同じ12才で 喉のガンで逝った兄弟の「クーちゃん」には
気が強かったけど時々一緒に寝てたタマちゃんに
こないだまで寄り添っていたサリーちゃんにも会えただろうか?
と 思う
コチャ
キミは
母親が店番する時には 必ず 品物をお客様に渡す台に乗ってたね。
だから お客様もとても喜んで、
終いにはキミを目当てに来てくれる方もいた とか。
知らない人が手を伸ばしても微動だにしないネコ
あんまり いないよねえ
声かけられても撫でられても微動だにせず、のっそり座り続けてた コチャ。
みんな その人だけ その生き物だけ なのです。
代わりになるものなんか ない
あの友達は あの友達でしか ない
コチャは コチャでしか ない
みんな みんな そうだ
だから
本当の本当は
いなくなったあとの 心の穴 なんか 埋まる事 ないのだ
コチャ 楽になったこと 少しだけは私の心を慰めてくれる
でも あなたのいなくなった現実が 悲しい
とても寂しいよ コチャ
昨日 帰る際、キミに言った事 覚えてますか?
もしかしたら意識もなかった かもしれないから 覚えてないかもしれないけど
キミ
虹の橋で 出会ったみんなに伝えて欲しい
マメに ブルに チョビに タマちゃんに サリーちゃんに
色んな時代に出会ったあの子達に
そして私の友達にも
「時には 虹の橋から 私の夢を訪ねて下さい って
あのオバハンが言ってたヨ」って
そして 私も行けるよう努力するから
できれば 待ってて欲しいんだ
虹の橋のたもとで できれば 待っていて欲しい
キミ達に とってもとっても会いたいから
って