慌ただしい二学期末でした。
埼玉県立 或いは私立高校美術部にとっての
「最大のイベント」とも言える「高校美術展」というものが
例年より一ヶ月弱ほど延びまして
今年は 今現在「会期中」となっております。
二つの学校の美術部 を 一応は見てる わけですが
一つのガッコは「美術部」ではなく「美術同好会」という形で存在しており
昨年までは 油絵を描く という意識もそれほどなかった部員達。
たった一日で油絵を仕上げる!? なんて状態で
疑問符バリバリながらも指導していたのですが
しかし、今年は、一年生が 四人ほど
頑張って作品を描き続けていました。
たった一日しか見てあげられない のに
よく頑張って 描き続けてくれた と
感謝の気持ちで一杯です。
「継続は力なり」と、ここでも痛感しております。
もう一つのガッコは
美術部員 二年生が一人だけ。
一年生の入部がなかったので仕方ないのですが
しかし、この生徒が 素晴らしい生徒なのです。
「ここはこうした方がいい」とか
「こういう描き方もある」と指導するのですが
それらを 一回で理解・吸収するのです。
彼は 進学校特有の授業組み立ての中で
二年次には美術を選択せず
一年次だけ授業として受けただけで
あとは 美術部の活動として描き続けています。
彼のクラスは 進学に向けての勉学に集中するため
課題・宿題も多い様子。
その中で 少しでも油絵を完成に・・・というスタンスで
やってきました。
丁寧&マイペース なので なかなか進まず、
結局のところ 中途半端な状態で出品することになったのですが
「高校美術展」後に
新たな気持ちで 絵に向かい
完成させよう と
先日 彼には話をしました。
「完成させる」という事も 大事な事だから です。
三年生になれば 部活を離れ
進学のための勉強に集中する事になりますが
幸いな事に このガッコは
文化祭が6月に行われる。
ですから、今から 少しずつでもやっていけば
来年の6月には きっと 立派に完成した絵を展示できるはず。
高美展(高校美術展 の略称)に向けて描いている最中は
絶対に 手を入れません。
二つの学校共々
指導の際には「例えば こういうところ、こういう描き方もあるよ」とか
「こんな風に描いてごらん」
「見えない色 を意識してごらん」などと 口で説明するだけで
絶対に 手は 入れない。
ちょっとでも入れたら 彼らの絵ではなくなるから です。
しかし、高美展が終われば
どうしても教えたい技術 描き方 を
直接 教える事もあるのです。
それは 授業のときも同じです。
その際「私が描いたところが 少しでも残っていたら 減点」と言って
積極的に絵の具を乗せさせる。(^∞^;)
音声で耳から知るより 実際に描くところを目にした方が
ずっと 理解できるのです。
私の恩師は 私が描いたデッサンを 黙って見つめ続け
おもむろに パンを取り
あっという間に 大きく消して
その上に 木炭で 新たに 大きく描く
という事を繰り返して 私にデッサンというものを教えてくれました。
「消す事で 描く」という事と
「どのような見方をするのか」という事を
先生の手が教えてくれた という事ですかね。
実は、二つのガッコ
来年度も継続できるかどうか まだ不透明です。
そして、今現在
今年同様に二つの職場を兼任する事は無理だろう
という状況下にあります。
でも、まだ 三学期は ある。
せめて その間だけでも 私の持っているもの全てを彼らに・・・
と 思っています。
上記にあげたように
今年の「高美展」開催が遅くなったため
油絵の指導と 成績付けに 奔走する日々となりました。
しかし、それにしては
成績は 割合に 苦労なく付けられたので ホッとしてます ^ー^
相変わらず 私の居場所にパソコンはなく
またまた 情報の先生の部屋で付けさせて頂いたのですが
今回も 色んなお話をしながら
フリーズしちゃったとこを直して頂いたりして
やって参りました。
いつも お部屋にお邪魔するので 何か 申し訳なく
今回 梅干しと 梅びしおと カツオ入り叩き梅 など
実に 年寄りじみたものを「食べて下さい」と 置いてきた。
これっきゃ ないのよ・・・ ( ̄¸ ̄;;
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