2011年12月7日水曜日

金星のささやき

帰宅して、ワンコのチョビを連れて
夜のお散歩。
玄関を出たら、右上に
久し振りに まっさらな空に浮かぶ 煌々たる月と
その右側に 眩しいばかりに輝く 小さく大きな金星......

その 月と金星を背にして歩き始め
つらつらと チョビと夜の道を歩き続けて
ふと見上げると、今度は左上部に お月様

天空に ひときわ輝く 金星とお月様を見つめていたら
言うに言われぬ幸福感が 身体の内側から 沸々と溢れ出て来た。

私と チョビと 今ここに生きている もの達の 限りある命。
無限にひしめき合っているかのように 数え切れぬ多くの命が息づく 地球は
限りある命を持つ太陽系に内在する惑星の一つ。

いつの日か 私には想像もつかぬ年月を越えたある日
太陽系も消え この銀河も形を変える。

そう考えると 今 ここに在る命達は 本当に希有な偶然によって
互いが存在し合っているんだなあ
そして
雄大な宇宙の中の 小さな地球の上の 胡麻粒程にも見えぬ私は
そんな偶然の中で
この 美しい月と 金星の輝きに出会えたのだ

美しい月と その傍で凛々と輝き続ける金星と
その金星の名を冠して流れる平沢さんの歌に
私は この世で出会えたのだ
何億年という時間の狭間で
希有とも思われる同じ時空 の中で 息づく事ができたのだ

なんという 幸せ
なんという 喜び

もしも ここで私の命が絶たれたとしても
それはまた、大いなる幸せに包まれて の事なのだ

多くの涙と 小さいけれど吹き上げのようにわき上がる喜びとを
そこここに抱きかかえて来た 一瞬にも見える人生に於いて
この「出会い」を 至上の喜びと思う。

そこはかとない 柔らかな
暖かな 穏やかな幸せを 全身で抱きしめて
また
油彩画の採点の為に油の匂いがフンプンと漂う服のまま
これから 夕食の支度を致します。
今夜は、昨晩、また釣りに出掛けた息子の釣果も加わっての お夕食。

これからしばらくは 採点に追われまくる と思われますので
しばらく おしゃべりできないかな ですが

見つめていると なんだか 涙が出てきそうな
金星の 
輝ける無言のささやきをお届け致して 
今夜はおやすみなさい
これ......時計回りに90度回転要す。><;(各人様 ヨロシク...)