生きている間に出会う、様々な生き物達。
新しい家族を作った私が、この「家庭」に最初に迎えたのは
犬の「 ガオ君 」だった。
それから27年余の歳月
名前も顔も忘れ得ぬ 犬達と 猫達と過ごした日々
多くの喜び 困惑 迷い 悲しみ
そして 幸福の涙 を 携えて
今朝
マメとチャタの娘の タマちゃん が 逝った との連絡を受けました。
早朝の4時5分前くらい だったそうです。
三日ほど前にも 突然痙攣を起こし
その時に「 もうお別れだ 」と覚悟した らしいですが
それでもまた持ち直し
獣医さんからも「 強い子だ 」と言われた とか。
たった ひと月ほど前に 腸辺りにできていたらしい 「リンパ腫」
ああ
タマちゃん
キミは キミのお父さんの マメの体質を受け継いじゃったんだね
キミのお父さんも 鼻の奥にできた腫瘍の為に12年の命を閉じたのだったよ
友人に貰われて行った キレイなキレイな「 クーちゃん♂ 」も
やはりマメの血を受け継いでいてね
彼は 喉の奥にできた腫瘍のため だったんだ
< ↓ 左端が クーちゃん 中央上が タマちゃん >
今頃は
大きなマメと きれいなクーちゃんが
ちっちゃくって 気の強いキミを
穏やかに 迎えてくれているだろうか
友達んちの こてつさんも 友達んちの ココちゃん(ワンコ)も
そして ブルも チョビも
きっと みんなして元気いっぱいに
キミを 迎え入れてくれてる頃だろうか
「 なぜ 気付いてやれなかったんだろう 」と
妹は 先日来 身をよじるように自分を責めていたけれど
でも 命ってもんは 何をどうしたって いずれは去って行くものなんだよ
あれだけ大好きだった母の膝元で この世からお別れできた タマ
マメみたく 独りぼっちでなくて よかったじゃないか
あまり苦しむ事がなかったんだもの よかったじゃないか
世の中 人間だけが生きているわけじゃないのに
大きな顔して 他の種の命をないがしろにする人間の なんて多い事か
他でもない、この「 他の種 」のおかげで 生きて行けるというのに
それすら忘れた不遜な人間の なんと多い事か
どこの国の幼子だったか
「 犬や猫の寿命が短いのは、彼らが 生まれながらに『愛する』ということを
知っているからだよ 」と
会いたい
マメに会いたい
ブルに 会いたい
チョビに ガオ君に タマちゃんに 会いたい
シロ に ガル君に
昔 実家に来ていた タヌキや 「 お母さん 」や チビちゃんや プーに
そして 名前も知らずにすれ違って行った あの子達に 会いたい
だから だから、死ぬその日まで 頑張って「徳」を積んで
その時には 彼らが遊んで待ってくれている「虹の橋のたもと」に 行くんだ
タマは 現世を去ったけれど
タマ達にもらった たくさんの愛情と 共に生きる喜び を思うとき
「ありがとう」と 思わず口に出る このことば
あの子から この子から貰った この大事な大事な思いを
今 改めて 抱きしめる