2012年12月20日木曜日

あっという間に

12月も後半に入ってましたね。

慌ただしい二学期末でした。

埼玉県立 或いは私立高校美術部にとっての
「最大のイベント」とも言える「高校美術展」というものが
例年より一ヶ月弱ほど延びまして
今年は 今現在「会期中」となっております。

二つの学校の美術部 を 一応は見てる わけですが

一つのガッコは「美術部」ではなく「美術同好会」という形で存在しており
昨年までは 油絵を描く という意識もそれほどなかった部員達。
たった一日で油絵を仕上げる!? なんて状態で
疑問符バリバリながらも指導していたのですが

しかし、今年は、一年生が 四人ほど
頑張って作品を描き続けていました。
たった一日しか見てあげられない のに
よく頑張って 描き続けてくれた と
感謝の気持ちで一杯です。
「継続は力なり」と、ここでも痛感しております。

もう一つのガッコは
美術部員 二年生が一人だけ。
一年生の入部がなかったので仕方ないのですが
しかし、この生徒が 素晴らしい生徒なのです。
「ここはこうした方がいい」とか
「こういう描き方もある」と指導するのですが
それらを 一回で理解・吸収するのです。

彼は 進学校特有の授業組み立ての中で
二年次には美術を選択せず
一年次だけ授業として受けただけで
あとは 美術部の活動として描き続けています。

彼のクラスは 進学に向けての勉学に集中するため
課題・宿題も多い様子。
その中で 少しでも油絵を完成に・・・というスタンスで
やってきました。

丁寧&マイペース なので なかなか進まず、
結局のところ 中途半端な状態で出品することになったのですが

「高校美術展」後に 
新たな気持ちで 絵に向かい
完成させよう と
先日 彼には話をしました。
「完成させる」という事も 大事な事だから です。

三年生になれば 部活を離れ
進学のための勉強に集中する事になりますが
幸いな事に このガッコは
文化祭が6月に行われる。
ですから、今から 少しずつでもやっていけば
来年の6月には きっと 立派に完成した絵を展示できるはず。

高美展(高校美術展 の略称)に向けて描いている最中は
絶対に 手を入れません。
二つの学校共々 
指導の際には「例えば こういうところ、こういう描き方もあるよ」とか
「こんな風に描いてごらん」
「見えない色 を意識してごらん」などと 口で説明するだけで
絶対に 手は 入れない。
ちょっとでも入れたら 彼らの絵ではなくなるから です。

しかし、高美展が終われば
どうしても教えたい技術 描き方 を
直接 教える事もあるのです。

それは 授業のときも同じです。
その際「私が描いたところが 少しでも残っていたら 減点」と言って
積極的に絵の具を乗せさせる。(^∞^;)

音声で耳から知るより 実際に描くところを目にした方が
ずっと 理解できるのです。

私の恩師は 私が描いたデッサンを 黙って見つめ続け
おもむろに パンを取り
あっという間に 大きく消して 
その上に 木炭で 新たに 大きく描く
という事を繰り返して 私にデッサンというものを教えてくれました。

「消す事で 描く」という事と
「どのような見方をするのか」という事を
先生の手が教えてくれた という事ですかね。

実は、二つのガッコ
来年度も継続できるかどうか まだ不透明です。
そして、今現在 
今年同様に二つの職場を兼任する事は無理だろう
という状況下にあります。

でも、まだ 三学期は ある。
せめて その間だけでも 私の持っているもの全てを彼らに・・・
と 思っています。

上記にあげたように
今年の「高美展」開催が遅くなったため
油絵の指導と 成績付けに 奔走する日々となりました。
しかし、それにしては
成績は 割合に 苦労なく付けられたので ホッとしてます ^ー^

相変わらず 私の居場所にパソコンはなく
またまた 情報の先生の部屋で付けさせて頂いたのですが
今回も 色んなお話をしながら
フリーズしちゃったとこを直して頂いたりして
やって参りました。

いつも お部屋にお邪魔するので 何か 申し訳なく
今回 梅干しと 梅びしおと  カツオ入り叩き梅 など
実に 年寄りじみたものを「食べて下さい」と 置いてきた。
これっきゃ ないのよ・・・ ( ̄¸ ̄;;

< ↓ 水を飲む 地球ネコ おもち >

< ↓ 新たに生じた キズ >






















6 件のコメント:

  1. ゆみさん こんばんは!

    この時期はゆみさん忙しいんですよね、お疲れ様でした。
    私はセンセに評価された事ばかりで、ゆみさんの様に評価する方にはなった事無いけど、それも結構しんどい仕事ですよね。
    悩みながらの仕事になるんでしょうね?
    学校で出会った子供達って、当たり前だけど卒業とか進級と言う形で毎年ゆみさんの手を離れて行くんだものね。
    きっともっと自分の手で育ててみたいと思う子も、中にはいるのではないのでしょうかね?

    そんな子供達も、このゆみさんの手を見て驚いているのでは?
    まぁ、言葉が通じるなら「もちちゃん、女性の手は傷つけたらダメよ」って言いたいんだけどさ。
    薬つけて早く治してね^^

    返信削除
  2. こんばんは フロールさん ^^ /

    成績付けは ガッコによって様々ですが
    多かれ少なかれ悩みます ^^;
    特に、「赤点」
    これ、すごく悩むんだよ〜
    出来れば付けたくない色文字 だからなあ。

    そうでなくても、ガッコによっては
    「芸術科としての平均値」みたいのを設定してるとこもあるし。
    場所が変わればやり方も変わる というところで
    できれば 同じ職場で仕事ができるのが 一番なんだけどね

    ハイ
    今 行っているところの生徒
    一人部員の 子ね
    この子は 卒業するまで手をかけられたらなぁ と切望してます。
    そして、もう一つの職場の 四人の一年生。
    一生懸命に描き続けてくれた子達には
    せめて 仕上げまでは付き合いたい。

    この手は...一つのガッコの生徒達は
    「わーー どうしたの この手!?」となるのですが
    もう一つのガッコの生徒達は 黙ってる...
    前に 書いた事あったような気がするんだけど
    「ゴメンネ こんな手で」と言ったら
    「いえいえ そんな事ないです」って。
    その先、「けど、どうしたんですか?」まで訊いてくれよ〜〜
    ってとこですか ^^;

    ありがとう
    牛皮の手袋をしてない時に こういう傷をつけてくれるのです。
    頭 いいです
    フェイントで やってくるから (^∞^;)

    返信削除
  3. 「見えない色 を意識してごらん」って指導して貰いたいなぁ・・・とか思うけど、昔ならともかく今は「見えない色」は見えないのかも・・・(-.-)
    昔に戻って現代の世界だったなら色んな事調べて(例えば奨学金とか学校の寮とか)親が納得しなくても美術系に行きたかったなぁってww

    きっと就職には結びつかずに親に「だから言っただろう!」って感じで チャンチャン!で終わりだったのかなぁとかw

    でも今でも色んな例えば道展とか何とか展とか新聞で知り合いも居ないのに見ちゃいますもんねぇ私w

    ユミさんの梅関係は喜ぶ事は間違いないと思いますよ (^^♪

    いやいや・・・ 前の記事から読んだから傷見て 「・・・・・」ですわ!

    3学期って短いけど(こちらよりは長いけど)楽しみですね。。。
    (違うか?w)

    返信削除
  4. こんばんは〜 padmeさん ^0^ /

    そそ、「見えない」んだから 
    本当は「意識しろ」ったって、無理な話なの (^∀^*)ゞ
    けど、そこんとこで
    「自然界は無数の色で構築されてるんだ」っていうと
    少し 判る気がする みたい かな? (^∞^;

    子供の進学って やはり親が仕切るから
    親の反対があったりすると アウトだよね。
    確かに 芸術系って、大学卒業しても 
    直 仕事に結びつくものじゃないから
    親の心配も判らなくはない。
    けど・・・やっぱね
    学んでみたいものがあったなら
    親の反対 というのは 納得できないものはあるよね。

    ただ、言えるのは
    美大出たからラッキー と言えるのは何か? と訊かれたら
    せいぜい「教員免許取った事」くらい?
    大学で学んだ事を仕事にも生かせる というのは
    やはり ある意味 狭い門的なものがあるから。

    大学出た途端に「なかなか絵を描けません」なんて人
    ごまんといる事を思えば
    生きるための仕事をしながらも
    「趣味」というやり方で 自分のやりたい事を続けてる人の方が
    ずっと長続きしてるんじゃないかしらん。

    「継続は力なり」
    私ね・・・
    これ、今更ながら とても大事な事なんだなぁ って
    しみじみ思うわけヨ (^∞^;)

    うん 三学期に 命かける! ってくらいの気持ちです〜 ^0^

    返信削除
  5. こーゆーの読むと、「小中くらいでユミさんみたいなセンセに教わっていたら人生多少は変わっていたかも」と思わされます。
    でも、見えない色を意識とか言われたら、わかんなくて放り投げるかも^^;

    今年も霊の学校の一、二年生の試験が終わりました。
    赤点は一年生一人、二年生が三人。もちろん追試もやってなんとか無事通しました。ギリギリ全員が通るような難易度で作ったつもりでしたが、そうは問屋が卸さないのです。(○×で一問全部○にして来る奴とかいてガックリ orz)

    おもち、やってくれるね。これに比べりゃワンコは行儀がいいわ。
    もう少し大きくなれば手加減という奴を覚えてくれるんでしょうかね。

    返信削除
  6. おはようございます やすたねさん!!!^▽^

    小学校(1、2年)の臨任をやっていた時には
    確か、こんな難しい事は言わなかったな〜
    「まずは、好きな色を 思いっきり使ってごらん?」
    「色んな色を たくさん使ってみよう!」
    などと言ってました かね ^^;

    小学校は たとえ美術の専任がいても、
    それは中学年以降(4・5・6年)だけで
    低学年までは担任が全てを受け持つのね。
    だから、学内文化祭 みたいなものがあって
    生徒達の絵を体育館に飾った時には
    同じ二年生の中で、私のクラスだけが 
    まったく毛色の違ったものになってました。
    こんなに違うのか! Σ(゚ロ゚ノ)ノ と、とっても驚いた記憶あり。

    美術に関して素人の先生達は
    どうしても「細かく丁寧に 見たものの色の通りの絵」を
    選ぶしかないのよ。
    「木の葉が ピンクって おかしいよね?」的な事ね。

    「センセのとこの生徒の絵は 違いますねえ〜」と
    感心されたっけ(どういう意味で感心したのかは訊かなかったが)

    本当は、高学年から というよりも
    一年生のときから 専任がいて欲しいよなあ と思ったのでした。

    いやはや・・・やすたねさんとこで 赤点が出るとはねぇ・・・
    学ぶ意識の低下 
    彼らの中には どんな目的意識があるんだろうねえ
    その「がっくり気分」、すっごく判るわ
    や〜〜 ホント、お疲れ様です (^∞^;)

    ウン、犬の方が 絶対に「聞く耳」は持ってるね。
    最近、甘噛みで堪えてるな ってとこ よくあるので
    判ってきてるとは思いますが。

    それでも おもちが興奮してあまりに痛い時に
    私、おもちの 耳を「ガブッッ!」って噛んじゃった事ある^^;
    そしたら、耳も 顔付も
    すっっっごい臨戦態勢に 入りましたね・・・ ( ̄¸ ̄;;;

    返信削除