2017年7月17日月曜日

唯一無二




今日
早朝に コチャは 虹の橋を渡りました。
3時10分前 だったそうです。

10時20分頃に電話をかけて来た父は
「(お前の)妹が 泣いてるんだよ」と言いながら 自分も泣いていて
そのまま電話を切りました。

妹は 母がボケ始めて以来、一人で彼らの面倒を見て来た。
母を病院に連れて行くのも薬を取りに行くのも
タマちゃんやサリーちゃん、トドみたいなコチャを病院に連れて行くのも
タマちゃんサリーちゃんコチャに薬を飲ませるのも点滴するのも
仕事の合間、少しの時間の中で
全部全部一人でやってきた。

もちろん 同じだよね
動物を愛する気持ちは 誰も同じ。
そういうこと 苦労とか 思わない。
ただただ元気で できるだけ元気で長生きして欲しいから
自分の身体も顧みる事なく行動してしまうんだよね。

妹は とても細やかな精神の持ち主だから
時には「私のようにズボラなとこがあればいいのにな」と思った。
それくらい 細やかに猫達を世話し 愛し続けた。
だから・・・今は 泣くしかない 
それしか ない

コチャ
昨日 ほんの半日居ただけの私の目にも
あの 痙攣や 小さな荒い息づかいは 辛く苦しいものだった。
それを見続けて来た 見守るしかなかった両親と妹の心中は
察するにあまりある。

けど
仕方ない
命は いつかは尽きるもの
そして
あんなに穏やかで優しかったコチャが 
あのような苦しみを味わい続ける不条理を感じながらも
これで やっと 楽になったのだ
やっとやっと 苦しみから解放されたのだ
そんなふうに 思うしかない。

喉の奥から突き上げるものを抑えながら
「コチャ、頑張ったねえ 本当に頑張ったねえ」と 思う

そして
早くに逝った キミの父親のマメには会っただろうか?
マメと同じ12才で 喉のガンで逝った兄弟の「クーちゃん」には
気が強かったけど時々一緒に寝てたタマちゃんに
こないだまで寄り添っていたサリーちゃんにも会えただろうか? 
と 思う

コチャ
キミは 
母親が店番する時には 必ず 品物をお客様に渡す台に乗ってたね。
だから お客様もとても喜んで、
終いにはキミを目当てに来てくれる方もいた とか。
知らない人が手を伸ばしても微動だにしないネコ
あんまり いないよねえ
声かけられても撫でられても微動だにせず、のっそり座り続けてた コチャ。

みんな その人だけ その生き物だけ なのです。
代わりになるものなんか ない

あの友達は あの友達でしか ない
コチャは コチャでしか ない
みんな みんな そうだ

だから
本当の本当は
いなくなったあとの 心の穴 なんか 埋まる事 ないのだ

コチャ 楽になったこと 少しだけは私の心を慰めてくれる
でも あなたのいなくなった現実が 悲しい
とても寂しいよ コチャ

昨日 帰る際、キミに言った事 覚えてますか?
もしかしたら意識もなかった かもしれないから 覚えてないかもしれないけど

キミ
虹の橋で 出会ったみんなに伝えて欲しい

マメに ブルに チョビに タマちゃんに サリーちゃんに
色んな時代に出会ったあの子達に 
そして私の友達にも
「時には 虹の橋から 私の夢を訪ねて下さい って
あのオバハンが言ってたヨ」って

そして 私も行けるよう努力するから
できれば 待ってて欲しいんだ
虹の橋のたもとで できれば 待っていて欲しい 
キミ達に とってもとっても会いたいから
って

2017年7月16日日曜日

虹の橋



チャタとマメの息子
実家でたった一人の「王子様」として
みんなと一緒に生活して来たコチャが
虹の橋を渡ろうとしています。

三年くらい前?
「私が主役!!」って感じで えらく気が強く
だけど、母にはとっても甘えん坊だったタマちゃんが逝き
今年の三月には サリーちゃんが
夜明け前に両親にそっと挨拶して ヒッソリと逝きました。

そして 今
マメとチャタの最後の子供
コチャ君が 虹の橋への入口に立とうとしてる。

サリーちゃんがこの世界から去ったばかりなのに

左側の顎がイヤに大きく膨らんでる?! と病院に行ったら
顎の骨にガンができていた ということで
大学病院での手術に加え、その費用も100万から200万 と。
手術後の抗がん剤治療にも通わねばならない など
様々な理由で 手術を諦めたのが 二ヶ月くらい前だったような気がする。

できるだけ日曜日には 両親を見る妹の負担を少しでも減らしたい・・と思い
出かけていたけれど

今日は 玄関を開けるなり「コチャがね どうも悪いんだよ」と 父の声。
四日前から急に歩けなくなり
昨夜から横になったきりで、今朝にはヒドい痙攣があった とか。

コチャが 苦しむのを見るのは 辛い。
一緒に生きて来た 命あるものが 旅立つのを見守るのは 胸が裂ける。

命があるからこそ 死ぬ のは判ってる。
生まれる時と同じように 逝く時も苦しい のも判った。
けど、何が悲しいって
何が苦しいって
一緒に暮らしてきた可愛い彼女が 彼が 
ふっ・・・と 苦しまずに逝かせてもらえない って事。

今年の始めに あっという間にさよならした友達は
亡くなったその晩に、前の年に亡くしたワンコを抱いて来た って
見える友達が言ってた。
それなら
それなら 

今 この時も ただひたすら息をし続けてるコチャ。
かわいそうに
お願い 神様 コチャをあまり苦しませないで

そして
そんなコチャを見守る両親と妹の気持ちを思うと
胸が張り裂けそうだ。

けど、それは 人間である私が思う事。
コチャは ただ 在りのままに在る んだ
どれほど苦しくとも
死の その直前まで生きる という
生き物の 在るがままの姿 なんだろう
「かわいそうに」「あまり苦しませないで」と思いながらも
そういう動物の在り方に ただただ頭が下がる・・・

だけどだけど
神様 お願い
あまり 苦しませないで

コチャは
とても優しく 穏やかで 人見知りせず
そして どんな犬や猫にもあるように 頭の良い子です。

虹の橋
私も せめて誠実に 自分の目指す人間になるよう努力して生きて
大好きなあの子達のいる 虹の橋に立ちたい。
コチャ
どうか あまり 苦しみ ありませんように 

2017年3月17日金曜日

サリーちゃん

彼女はチャタとマメの娘です。
人見知りがとても強く、その姿を見るのは家人だけ という
外から来た人にとっては「幻の猫」でした。

姉妹だった 気の強いタマちゃんにおされて、殆ど二階に入り浸っていたけれど
四年くらい前にタマちゃんが逝ったあと、
「この子、こんなに自己表現する子だった?」というくらい
年中 人のいる一階で 両親に甘えておしゃべりしたり 
コチャと一つのベッドで寝たりしてた。

私が実家に姿を見せても 自然体で傍にいるようになってた。

その彼女が 今朝
父に二回ほど甘え、ボケ始めてる母に甘えたあと
自分のベッドに戻って 静かに この世を去った。

少し前、急に痩せた事にビックリした妹が病院に連れて行った結果
十二指腸と大腸辺りに腫瘍ができてる と。
甲状腺もどうとか で、「猫も犬も 人間と同じような病気になるんだね」と
妹と話していたんだ。

針を射して 患部を少し取って調べ、ガンだったら抗がん剤を という治療もあったけど
年齢を考えて 痛い事はしたくない
ガンであっても治療する事で苦しむ事があるなら それは避けたい
と 妹は言ってた。

点滴と薬を飲ませられながら
食事も殆どとらなくなった彼女だけど
おやつの「チュール」とかいうのは 盛んに催促してたらしい。

ベッドから顔を出せば おやつの催促のしるし
父の傍に行って 顔を覗きこんでは おやつの催促

そのたびに 妹や父が チュールを指先に絞り出して
彼女はそれをペロペロ 美味しそうに食べてた。
水も 普通に飲んでいたから

こんなに急に・・・ と
さぞかし 両親と妹は悲しんでいるだろうと思う。
特に、父は 相当落ち込んでるらしい。

あの人・・・気が小さい人だからなあ
見るの辛くて、本当はその場から 逃げたかったんじゃないかな
逃げたいけど 受け止めなきゃ という感じだったんじゃないかな
それを 思えば、父も頑張ったんだ

私は・・・・・・・
先日実家に行ったおりに サリーちゃんを撫でたとき
あまりに痩せていたので あまり長くはないかも・・・と感じたんだ。

そして、マメやチャタのように、「無理矢理給餌」してもいいけど
腫瘍が大きくなって来て 腸が塞がったりしたら 苦しむ事になるかもしれない
とも思って、うちから 鶏肉やレバーのペーストを作って持って行くのを迷ってた。

サリーちゃん
全身 濃い灰色で
たまたま目に出来た人は 多くが「ロシアンブルー??」と訊いてたそうだ。
そんなステキな スリムなサリー。
優しかったお父さんのマメには 会えたかしら?

元気な頃のサリー
 ↓ 我が 愛しのマメ

2017年3月16日木曜日

三寒四温

そうして 徐々に
春はその足音高らかに やってくる・・・
そんな感じの日和に 
ついになりました

先日は えらく頭が痛くて
多分 花粉のせいなんだけど

確実に花粉症の息子と2人で
「頭が痛い・・・」(>;-_-)>
「目が ダルイ・・・」(@@。。。
とか言って過ごしてました。

けど、今日なども 晴れて乾燥してるから相当飛んだはずなんだけど
不思議にさほどの症状は出ていない。
カラカラと ほどよく乾いた洗濯物を
付いたであろう花粉を振り落とす事なく取り込んで
これを書いています。

彼女のくれたクリスマスローズ、元気に花を咲かせています。↓


他のも あちこちで そこそこ色んな色合いで庭を彩ってくれる。

・・・写真 ヘタだなあ・・・
なんか、「美しい」より「ゴチャゴチャ」に見える・・・ (´Д`;)
                      ↓



< ↓ この、赤紫に縁取られた白い花、これ とても好きなのです ( ^ω^) ノ  >




 < ↓ マメの お墓のクリスマスローズ。お隣りは 資材置き場になりました。 
    庭に出たチャタも ついに 柵越えできなくなりもうした (^^;) >




この時期の花は少ないし、色合いも「清楚な冬」色 なので
クリスマスローズの ちょっとした華やかさが 眩しいくらいなのです

< ↓ あまりたくさんに見えないけど・・・
    結構な量の芽が出てるのです クリスマスローズ >


 < ↓ どうしても 水苔が増えちゃう タライ池 ( ;∀;)  
    その中で泳いでる 冬越ししたメダカ・・・ガンバってチョ >



< ↓ 亭主殿がどうしても欲しいというので買ったバラの苗。 
    二本しか写してないけど、全部で五本も買った (´Α`)
    頼む! 元気で成長してくれ!! >


2017年3月3日金曜日

彼女のプレゼント

彼女の逝去が悲しかったのか
今年は少し花数が少ないようにも思えるのだけれど
彼女から頂いたクリスマスローズを
さっそく アップさせて頂く。

白い白い花。
それが 最初から最後まで 
ほぼ 下を向いているのだけど
それでも 花の茎が高く立ち上がるので
白い花の数々が それはそれは 清楚で美しいのだ。


その他、七年くらい前に 亭主殿がネットで素人さんから購入してくれた苗
小さな小さな苗が 八本ほど 1リットルの牛乳パック詰めで(^^ 届いた物が
本当に 様々な色合いで 成長もあっという間で
この時期に あちこちで 花を咲かせてくれ始めている。


< ↓ これ、この色のクリスマスローズ、なんか 異様に強くて成長盛ん >

 < ↓ 疑問に感じる方もいるだろうから、説明しとく。左下のシワシワのモノ。
     袖口の服のように見える・・人もいるだろうけど、
     これ、恐ろしくも私の親指の関節のシワ ( ;∀;)  >





 < ↓ マメの お墓の上の クリスマスローズ >


ありがとうございます こんなに素晴らしいもの沢山頂いて・・・・と
お礼を言いたいのだけど、住所を書いてあった牛乳パックをなくしてしまったので
お礼もできない・・・

ああ
こんな事にも「まったく ユミちゃんらしいワ」と笑う彼女の顔が浮かぶ。


< ↓ 冬の花の香り、独特な ピキン!とした鋭さがありながらも
    不思議な、豊かな香りをたたえたロウバイも盛りを過ぎ >

 < ↓ しかし 我が家の梅は まだ こんな。逆光だから よく判りませんね >

 < ↓ どうも汚く見えるんだけど、ガンバって冬越しした フェンネルの株でござる >





私の庭を見に来てくれた彼女にも見せたかったし


このブログで やはり庭を見てくれていた友達のうちの一人
やすたねさんのコメントが聞けないのが
本当に寂しいや

2017年3月2日木曜日

春の足音、聞こえる?

大切な友が去って もう二ヶ月が過ぎようとしてる。
たまに ちょっとしたものを作っては届けているんだけど
先日
二階のベランダに洗濯物が干してあるのを見て
なんだか 胸が詰まった。

まだまだ寒い。
今日なんか 雨がシトシトと降った1日だった。
けど
昨年末に埋め込んだチューリップの芽が
ほんの少し 顔を出してきたし
クリスマスローズも かなり 花を咲かせ始めてる。


少し前
猫の缶詰とかトイレ砂を買うついでに
ふと 思い付いて「野鳥のエサ」とかいうのを買ってみた。
冬の エサのない間くらい、少しくらい 鳥さん達に ご奉仕したいな と思って。

いつも 亭主殿が朝にリンゴをむいてくれて
その皮を 私が細かく切って庭に撒いていたんだけど
それと一緒に その「野鳥のエサ」とやらを 撒いてみた。

「なんか、いつもと違うゾ!」って雰囲気は少しあったけど
あっという間に鳥達は 微細な変化に慣れまして。
朝の リンゴの皮や野鳥のエサを撒くのが遅れると
どこかで チュンコラチュンコラ鳴いて
何となく「早く撒いてくれないかな〜〜」と待ってる感じがするようになった。

ひよどりは 大変に テリトリー意識が強く、
食べもしないのに イチジクの木や 小さな椅子の足に止まって
羽をフルフル震わせて 見張ってる。
そして スズメ達が チュンコラチュンコラさざめきながらエサをついばんでいる間を
「おまいら どっか 行けッッ!!」っていうふうに飛び回っては 蹴散らしてる。
 自分とおんなじ ヒヨドリが来ても、やっぱり 追い回してる (@@)

でも そういうのに慣れて来たスズメ
ちょっと頭を下げて 
或いは スイッとその攻撃を避けながら
知らん顔して ついばんでる。

スズメ達は おおむね 仲良し。
みんなで 背中丸めて あっちのエサ! あ、こっちにも!! って感じで
お喋りしながら食べてる。

< ↓ ちょっと判りにくいけど スズメ達。
    ホッペタ黒くて、なんか 首元に白いタオル撒いた泥棒みたいだね と
    息子と笑い合った スズメ達 >




それから
ムクドリは どうやら ご夫婦のようで
二羽で 仲良く、ヒヨの攻撃もなんのその
こっちはスズメより知らん顔して 全く動じる事なく 食べてる。

ホオジロや 胸の辺りがほんのりオレンジ色した鳥も 時々来てる。
ただ
エサを地面に撒いているせいか
ぎゃーぎゃー五月蝿い オナガ は 来ない。

姿を見た事はないけど
どうやら アレ が 来ているらしいんだ。
カエルや虫を枝に突き刺してカラカラにして
本鳥は「エサをとっておく」つもりなんだろうけど そのままにしてる モズ。
今年の冬、枝切りをしていて 初めて見つけたんだ、カエルの干物・・・(´-ω-`)


逝った彼女がくれた クリスマスローズは 今年も花を持ち上げて来てる。
もうじき 沢山咲いてくれそう。
そしたら また 写真を アップする。

2017年1月5日木曜日

Eternal farewell

親しい親しい友が
あっという間に現世を去った。
病気が判明し、入院してたった二ヶ月の闘病生活。
でも、覆水は溜まるし 肺にも水が溜まり始めて
とても苦しい日々だった。

彼女と私 
勿論 生育境遇は全く違うけど
何となく考え方が似ていて
物事の捉え方も処置の仕方も似ている友だった。

悩みを抱えて彼女と話す時
話しながら自己解決したり
黙って聞いてくれている彼女の その存在自体に慰められたり
そして、また 明日への活力が生まれる
そういう、本当に多くを 有形無形の多くを貰った友だった。

言いたい事を言い合い、忠告したり し合ったり
笑い合ったり牽制し合ったり
なんて 心地よい 自分を活かしてくれる空間を作ってくれた友だったか。

最後の最後まで祈り続けた。
けど、私の、無能力の私の願いや祈りなんて 神様には届きゃしなかった。
アメリカに在住する友ならきっと言うだろう
「その人が耐えられるからこそ 神はそのような試練を与えるのだ」と。

「 Eternal farewell 」と件名には書いたけど・・・
昨年 虹の橋を渡っていった小さな愛犬と 戯れている彼女と
いつか 再会したい。
そこには ブルも マメも チャタも
小さくて去って行ったミーちゃんもいるはずだから。
そのために 
これから 私の生が終えるまで
自分の理想の人間像に向かって 邁進する。